アリババの次世代スーパー「フーマフレッシュ」が実現できる理由

先日、beBit 藤井氏の「アフターデジタル2 UXのと自由」を読みました!

前作の「アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る」の大ヒットが記憶に新しいですよね。それもそのはず「アフターデジタル1(分かりやすいように、あえて「1」とつけさせてもらいました)」が発売されたのは、2019年の3月です。そこから約1年も経たないうちに、まさかコロナが世界的に大きな影響を与えているとは誰もが思っていなかったですよね。

日本は国土が狭く、人口も少ない、ネットワーク効果も低いから…。
中国は人口が多く、経済・技術発展途上のタイミングでスマートフォンが登場して、ネットワーク効果×リープフロッグ効果で爆発的なスピードでDX国家になったんでしょ。

そう思う人は多いのではないでしょうか。でも、そう思う人は、まだましな方だと思います。今はコロナ禍で海外視察にいけない状況ですが、それまでは中国やアメリカのニューリテールやD2Cブランドの視察ツアーに行く方々(というかSNSの投稿)をよく見かけました。日本と各国の国土的・政治的・理知的・慣習的違いを考慮せずに、テクノロジーの進化だと目を見張り、感嘆の声をあげて、日本に帰国してくる人も多かったような気がします。

アリババの次世代スーパー「盒馬鮮生(フーマフレッシュ)」

、、、というような感じで「アフターデジタル2」の読書メモをつらつらとまとめていたら、ちょうど昨日(12/23)のテレビ東京の 朝のニュース番組「モーニングサテライト」で、「中国Tech」というコーナーで、アリババの次世代スーパー「盒馬鮮生(フーマフレッシュ)」が取り上げられていました。

https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/nms/special/post_217466/

こちらのフーマーフレッシュももちろん、「アフターデジタル2」でも取り上げられている有名なサービスです。スーパーの店舗の天井にあるレーンに、ハンガー(洋服用のハンガーに見える?)にかかったバッグが吊り下げられて、注文した商品が運ばれる様子を見たことが多い人はきっと多いはず。私の最初の感想は、『回転寿司でタッチパネルで注文したら、「お先に失礼」と言わんばかりに、すでに握られたお寿司たちを見下ろしながら、ヒュンっと追い抜いていく、高速レーンで流れてくる様子みたいだな』でした。

商品ピッキングからドライバーへの受け渡しまでが12分

このフーマーフレッシュは、フーマーのアプリから食材や日用品を注文をすると、最寄りの店舗から注文した食料品や日用品が30分以内に配送されるサービス(おそらく3km圏内だったはず)。
とある店舗の多い時間帯だと1時間に1,000件もの注文に対応しているそうです。「小さなアパレルブランドのセール時のECサイトか!」と思うレベルですよね。その中でも驚いたのは、商品のピッキングは店舗内で常駐しているスタッフが行っていること。ものすごい物量とスピードなので、勝手にロボットとかが自動でピッキングしているのかと思っていました。

店舗内で商品をピッキング→レーンにかける→バックヤードで分配・パッキング→ドライバーへ

上記の一連の流れを12分以内に行うようにオペレーションが組まれているそうで、そのスピードの速さはもちろん、厳密さに驚き。
ただ、このスピード感を維持できるのは、中国の地方から出てきている賃金の低い出稼ぎ労働者の存在のおかげだそうで、「このビジネスモデルを日本でもやろう!」となっても、賃金格差をなくそうという動きが強い日本では、同じオペレーションでの実現は難しいのかなと思いました。私もコロナになってからは、ネットスーパー派ですが、送料無料バーのハードルが高いので、届くのが早いのか、送料無料のバーを下げるのか、どちらかにしてほしい…という個人の希望でした。

アフターデジタル2の感想はまた書きます!

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